ちょっとの手間

移動式テレビの話を書いて、今更ながら再認識したことがある。「いちいちテレビを持ち上げて移動させるのは面倒だ」 小さいテレビながら結構重いし、床にはケーブルがどくろを巻いている。
他にも普段の生活の中で「ああ、面倒だ」と思うことはよくある。
例えばラップ。日本にはすばらしい発明家がきっといて、あの「くるっとぱっ」なラップ(ラップをくるっと回すだけで簡単に切れる)が世に出回っているのだろう。あのラップの構造はスウェーデン人にも真似しようと思えば出来るだろうし、頑張って考えれば自分たちで何かいい方法を思いつくかもしれない。
それなのになぜスウェーデンのラップはこうなのか。
まずラップがくっ付いていて、なかなか離れない。
はがすのにひと手間
ぐーっと引っ張り出して、よし切るぞとなっても一度手を離して、端っこからゆっくりピリピリしないと切れない。
ふた手間
端っこからノロノロ切っていくと、最後のほうには引き出したラップはぐちゃぐちゃ。使う前にぐちゃぐちゃのラップを、なんとなく使えるくらいまでに広げなおすのに
最後の手間。
たかがラップをお皿にかけるのに、ものすごい時間がかかる。次に日本に行くときには、日本からラップを買っていこうかなと思ってしまう。だけど考え直してみたら、何をそんなに急ぐのか分からなくなってしまった。ラップに限って言えばぐちゃぐちゃにならないラップは欲しい。でもだったらラップを使わなければいいんだよね。
デンマークでお世話になった家ではラップは存在しなかった。残ったご飯にはお皿をかぶせたり、タッパーなどの容器に入れ替えてたし。
きっと「ラップは使わない派」と「何もそんなにせかせかしなくても派」が多いスウェーデンには、便利なラップは必要ないのかも。


